ふと湧き上がる“比べてしまう気持ち

乳幼児期の悩み(0〜2歳頃)
この記事は約3分で読めます。

子育ての中で、
「うちの子、ほかの子より成長が遅いのかな…?」
そんなふうに不安になる瞬間って、ありませんか?

同じ年頃の子がスラスラとおしゃべりしていたり、上手にお箸を使っていたり。SNSでは「ひらがな書けました✨」「補助輪卒業しました🎉」という投稿が流れてきて、思わず心がざわついてしまうこともありますよね。

どんなに「比べなくていい」と頭では分かっていても、やっぱり気になってしまうのは、それだけわが子のことを大切に思っているから
今日はそんな、比べてしまう気持ちと、ちょっぴり仲良くなるヒントをお届けします。

「あの子はもうできるのに…」と感じたとき

子どもが集まる場所に行くと、つい他の子と比べてしまうのは自然なことです。
「○○ちゃんはもう文字が書けるみたい」
「△△くんは1人でトイレ行けるって…」

そう聞くたびに、「うちの子は…?」と焦る気持ちが湧いてくることもありますよね。

でも、子どもたちはみんな違うスタート地点に立ち、それぞれの道を、それぞれのスピードで進んでいるんです。

「早い」「遅い」と数字で比べてしまいがちだけど、それは本当の成長の姿ではありません。
ゆっくりでも、その子らしいペースで進んでいるなら、それは立派な成長です。

子どもには「その子だけのリズム」がある

成長には、その子その子のリズムがあります。

おしゃべりが得意な子もいれば、身体を動かすのが大好きな子もいる。
人見知りをする子もいれば、誰とでもすぐに仲良くなれる子もいる。

🌟 「違い」は「個性」。遅れているんじゃなくて、“その子のやり方”なんです。

「まだできない」ことばかりに目を向けるのではなく、
「どんなふうに育っているのか」「何を大切にしているのか」に目を向けてみると、見えてくるものが変わってきますよ。

「うちの子はこれでいいんだ」と思える視点

できないことに目がいくのは自然なこと。でも、そこを少しだけ角度を変えて、“できていること”に目を向けてみてください。

たとえば…

  • お友だちに「どうぞ」が言えた
  • 小さな虫を見つけて、目をキラキラさせていた
  • 昨日よりも少しだけ長くひとりで遊べた

そんな日常の中の小さな一歩は、まぎれもなくその子の成長です。

「うちの子だけの宝物、ちゃんと育ってる」
そう思えたとき、心がふっと軽くなるかもしれません。

比べてしまうあなたも、ちゃんと頑張ってる

「比べちゃダメってわかってるのに…」
そんなふうに自分を責めてしまうこともありますよね。

でも、それはあなたが子どものことを一生懸命に考えて、まっすぐに向き合っている証拠です。

不安になっても、迷っても、大丈夫。
あなたは今日も、しっかり子育てしてる。
それだけで、もう充分すぎるほどすごいことなんです。

「今日の“できた”」を一緒に喜ぼう

子育ては、うれしいこともあれば、悩みもいっぱい。
だからこそ、「できないこと」に注目するより、「今日の“できた”」を見つける習慣を大切にしたいな、と思うのです。

  • 自分から「ありがとう」って言えた
  • ちょっと苦手な野菜をひとくち食べてみた
  • 朝、自分で靴をはこうとチャレンジした

そんな小さな「できた」に気づいて、一緒に喜んで、認め合える関係でいられたら、
きっとそれが、子どもにとっての「自信の種」になるはずです。

まとめ

子どもの成長に不安を感じることは、誰にでもあること。
だけど、「この子のペースで大丈夫」と信じてあげることが、いちばんのサポートになると思います。

そして、何よりも伝えたいのは――

🌸 あなたも、あなたの子どもも、今のままでちゃんと素敵だということ。
焦らず、比べすぎず、今日の一歩を一緒に喜べる毎日を、少しずつ重ねていけたらいいですね。

どうか今日も、自分にやさしく、あたたかい目でわが子を見つめてあげてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました