「もう無理かも…」
そんな言葉が、喉元まで出かかった日がありました。
夫の帰りはいつも遅く、平日はほぼワンオペ育児。1歳半の娘はイヤイヤ期真っ只中で、何をしても「ちがう!」「やだ!」の連発。
ごはんを出せば投げられ、おむつ替えは全力で逃げられ、寝かしつけは1時間かかっても寝ない。
やっと寝たと思ったら、夜泣き。自分のごはんもお風呂もままならず、気づけば1日中誰とも会話していない日も…。
そんな生活が続いたある夜、娘を寝かしつけたあと、私はリビングの電気もつけず、暗い部屋の中で座り込んで泣いてしまいました。
「なんで私ばっかり…」
「私、ちゃんと育児できてるのかな…」
そんな思いがぐるぐると頭の中をまわり続けていました。

そんな私を救ったのは、“たった5分の深呼吸”だった
その日、ふとキッチンで目に入ったのは、夫が出張土産に買ってきたインスタントのハーブティー。
「飲む余裕なんてない」と思っていたけれど、手に取ってお湯を注いでみました。
娘が完全に寝たのを確認して、私は部屋の電気を消し、キャンドルをひとつだけ灯して、ハーブティーを飲みながら深呼吸をしてみたんです。
たった5分。
でも、その5分間だけは「自分だけの時間」だった。
誰にも呼ばれず、誰の世話もせず、ただ「私が私でいられる時間」。
その瞬間、「あ、これが今の私に必要だったんだ」と気づいたんです。
リフレッシュ法①:深夜の“ごほうびタイム”を作る
それ以来、夜にほんの少しでも「自分だけのごほうび時間」を作るようになりました。
疲れすぎてお風呂に入る元気がない日は、あったかいおしぼりで顔を拭くだけでもいい。
スマホで好きな動画を5分見るだけでもいい。
「今日もよく頑張ったね」と、自分に小さなごほうびを渡すだけで、気持ちがリセットされる気がします。
リフレッシュ法②:あえて“手を抜く”ことを許す
ある日のお昼、娘がごはんを投げつけて泣きわめき、私も限界で。
そのまま二人で泣きながら床に座り込んだことがありました。
その日の夜ごはん、私は「もうムリ!」と叫んで近所のコンビニでおにぎりと唐揚げを買いました。
部屋も散らかり放題だったけれど、リビングにレジャーシートを敷いて、ピクニック気分で食べることに。
娘は大はしゃぎ。「これ、おいしいね!」と笑ってくれたその一言で、私の心もふっと軽くなったんです。
完璧じゃなくてもいい。
ちゃんと作らなくても、楽しくごはんを食べられるならそれで十分。
あの日から、私は「手抜きじゃなくて、“余白”なんだ」と思えるようになりました。

リフレッシュ法③:“誰かに話す”ことの大切さ
ワンオペ育児の辛さって、「誰にも言えない」ことが一番のしんどさだったりします。
でも、ある日、思い切ってママ友にLINEで「もう無理かも…」と正直な気持ちを送ってみたんです。
すぐに返ってきたのは、「私も昨日、息子に味噌汁ぶっかけられたよ(笑)」という軽やかなメッセージ。
それを見た瞬間、肩の力がスッと抜けました。
「自分だけじゃない」
そう思えることって、すごく大きい。
言葉にするだけで、誰かとつながるだけで、救われることもあるんですよね。
まとめ
育児って、毎日の小さな“がんばり”の積み重ね。
でもその積み重ねが、いつの間にか自分をすり減らしてしまうこともあります。
だからこそ、意識して「がんばらない時間」を作ってあげてください。
ハーブティーを飲む時間でも、スマホでくだらない動画を見る時間でも、何でもいい。
“自分を取り戻す5分”があるだけで、また明日が乗り切れる気がするから。
ワンオペ育児の中で、「私だけ時間が止まってる」と感じる日もある。
でも、あなたはちゃんと前に進んでる。
今日もよくがんばりました。心から、そう伝えたいです。