「何回言ったらわかるの!」
そんなふうに、思わず怒鳴ってしまった後で、自己嫌悪に陥ったことはありませんか?
私はあります。何度も、何度も。
「叱る」と「怒る」は違うって頭ではわかっていても、うまく伝えられないときってありますよね。
この記事では、子どもにやさしく伝える「しつけ」の考え方や、わが家でうまくいった叱り方・ルールの伝え方をご紹介します。
あなたとお子さんの毎日が、少しでも笑顔に近づきますように。
しつけは「伝えること」から始まる
しつけ=厳しく叱ること、と思いがちですが、本当に大切なのは「どうやって伝えるか」。
子どもが守れなかったときに、ただ怒るのではなく「なぜそれがダメなのか」をわかりやすく伝えることが大切です。
たとえば、危ない行動をしたときは、 「ダメ!やめなさい!」ではなく、 「そこは車が通るから危ないよ。止まってね」と言い換えるだけで、子どもも納得しやすくなります。
叱る前に、まず気持ちを受け止める
子どもが言うことを聞かないときって、たいてい何かしら気持ちが乱れているとき。
そんなときは、まず「気持ちを代弁する」のが効果的です。
「もう帰るの嫌だったんだね」 「まだ遊びたかったんだよね」
こうして子どもの感情に寄り添うだけで、心が落ち着いて話を聞ける状態になっていきます。
叱るのはその後で大丈夫。先に気持ちを受け止めてあげることが、実は一番の近道かもしれません。
わが家でうまくいった“やさしいルール”の伝え方
私の家では、ルールを「ポスター」にして貼ったり、ぬいぐるみと一緒にお話ごっこをしながら教えたりしています。
「ごはんのときはおもちゃをしまう」 「おやつは1日1回まで」
など、シンプルでわかりやすく、守れる内容にするのがポイント。
とくに効果的だったのは、“ルールを一緒に決めること”。
子どもが自分で決めたルールには、自分から進んで従おうとしてくれるようになります。
それでもうまくいかない日は、自分に優しく
しつけに正解はありません。
思わず怒ってしまった日も、「ダメなママ(パパ)だ…」と責めなくて大丈夫。
大人だって完璧じゃない。
大切なのは、伝えたい気持ちがあるということ。
「今日は疲れてたな」「次はこう言ってみようかな」 そう思えるだけで、子育てはちゃんと前に進んでいます。

最後に
子どもへのしつけは、優しさと根気の積み重ね。
感情的になる日もあって当然だけど、気持ちを伝えようとするその姿が、ちゃんと子どもに届いています。
毎日はうまくいかなくても、きっと大丈夫。
この記事が、あなたの心に小さな安心を届けられたらうれしいです。
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