朝起きたら靴下が見つからないだけで大泣き。
おやつが思い通りじゃなかっただけで30分以上泣き続ける。
声をかけただけで「ママなんか嫌い!」と叫んでまた涙。
こんな“ちょっとしたこと”で、泣いて泣いて、泣き止まない我が子に、どう接していいかわからなくなってしまったこと、ありませんか?
「どうしてこんなに泣くの?」「私の育て方が悪いのかな…」と自分を責めてしまう夜。
本当に、心が折れそうになりますよね。
この記事では、そんな「ちょっとしたことでずっと泣く」子どもとの向き合い方を、共感を込めてお伝えしていきます。
あなたの悩みが、少しでも軽くなりますように。
泣く理由が見えない——“理解不能な涙”に戸惑う日々
子どもが泣くと、私たちはつい「理由」を探してしまいます。
「どこが嫌だったの?」「どうして泣いてるの?」と。
でも、小さな子どもにとって感情はまだ整理ができないもの。
不快、悲しい、悔しい、思い通りにいかない…そんな感情が一気にあふれ出て、涙という形で表現されることが多いのです。

「この子、泣き方がちょっと過剰じゃない?」
と親戚に言われて、胸がズキンとしたことがあります。
でも、子どもの心のキャパシティはまだ小さくて、不安や不満があふれやすいだけ。
大人の目には“ちょっとしたこと”でも、子どもにとっては“大事件”なんです。
このことに気づいたとき、私はようやく少しだけ、わが子の涙を受け止められるようになりました。
泣き止まない時間が、心をすり減らす
泣き声って、心に響きますよね。
特に「ずっと泣き続ける」ときのあの音は、まるで自分を責められているようで、胸が苦しくなります。
・なだめても泣き止まない
・声をかけたら逆に泣き声が大きくなる
・放っておくと罪悪感でいっぱいになる
こんな負のループに陥って、ただただ消耗してしまう日々。
私自身、「泣き止んでほしい」よりも「どうして泣き止まないの?」という焦りと苛立ちでいっぱいになっていました。
でも、あるとき先輩ママに言われたんです。

「泣き止ませようとしなくていいんだよ」
え?って思いました。
でもその言葉に少しずつ救われていったんです。
泣くことは、子どもにとっての感情の“排出”。
怒りや不安を外に出しているだけ。
私たち大人も、泣いたあとはちょっとスッキリするように、子どもも泣くことで自分を保っているんですよね。
だから「泣かせておいても大丈夫」と、自分に言い聞かせるようになりました。
どう受け止めるかで、親の心も変わってくる
「泣かれると、自分が責められてるみたい」
「泣かれると、どうしてもイライラしてしまう」
そんなふうに思ってしまう自分に、罪悪感を持たないでください。
むしろ、それが自然な感情です。
子どもの涙を「感情の成長過程」として受け止められるようになったとき、少しずつ気持ちが軽くなっていきます。
◎すぐに泣き止まなくても、「そばにいるよ」と伝えるだけでいい
◎泣きやませようとしなくていい
◎子どもの感情を否定しないだけで、関係は前進する
この3つのことを意識し始めてから、私は自分自身を責める時間が減ってきました。

「泣く子育て」に悩むあなたへ——心からのエール
今、目の前で泣き続けるわが子を見て、「限界かも」と感じているあなたへ。
その涙に振り回される毎日、きっととても大変ですよね。
でも、あなたが今向き合っているのは、“感情を学んでいる最中の小さな人間”です。
まだ言葉でうまく表現できないから、泣くという手段を使って、あなたに伝えようとしているんです。
だから、あなたが疲れてしまったときは、どうかこう思ってください。
「今日もこの子は、自分の気持ちを伝えようとしているんだな」
「私はちゃんと寄り添おうとしている、立派なお母さんなんだ」
決して一人で抱え込まないでください。
誰かに愚痴をこぼしていい。
実家に頼ってもいい。
泣いてしまっても、疲れても、それでいいんです。
まとめ:涙の奥にある成長を信じて
「ちょっとしたことで、ずっと泣く」——
それは、子どもが全力で“いま”を生きている証でもあります。
感情を出すことを覚えている、大切なプロセスです。
今日もまた泣き続けるかもしれません。
でも、あなたはすでに十分頑張っています。
子どもの涙のそばで、心を寄せてあげようとしているあなたは、間違いなく素晴らしい親です。
いつかその涙も、「あの頃は大変だったね」と笑える日がきっと来ます。
その日まで、少しずつ、ゆっくり、一緒に歩いていきましょうね。
あなたは一人じゃない。
今日も、お疲れさまでした。