「働きたいのに、預け先がない」――この現実に、涙した日もありました

乳幼児期の悩み(0〜2歳頃)

「そろそろ仕事を始めたい。でも保育園に入れない」
この言葉に、どれだけの親御さんが深くうなずくことでしょうか。

家計のこと、自分のキャリア、社会とのつながり――
さまざまな理由で「働きたい」と思う気持ちが芽生えても、待機児童という壁が立ちはだかる。
どれだけの書類を用意し、どれだけ説明を尽くしても、「今は難しいですね」と、役所の窓口で静かに言われてしまう。

それでも、毎日子どもと過ごす日々は尊く、愛おしい。
でも、正直なところ、焦りもある。イライラする日もある。心が沈む夜もある。

この記事では、「仕事をしたいのに、保育園に入れない」――そんな現実に立ち止まった私たちが、少しでも心を軽くできるように、寄り添い、励まし、共に考えていきたいと思います。

保活に全力を注いでも、「選ばれなかった」現実に打ちのめされる

「近所保育園に入れたくて、何度も足を運びました」
「仕事が決まらないとポイントが足りない。でも仕事は預け先がないとできない」

――こんなジレンマ、誰が考えたのでしょうか。

一時保育に預けながら面接に行ったり、求職中という理由で認可保育園に申し込んでも、待機児童の多い地域ではまったく歯が立たなかったり。

👩‍🦰「育休明けでもない。求職中でも不利。何をしても足りないんだって、どこかで思ってしまいました」

こんな声に、深く共感する方も多いのではないでしょうか。

それでも、私たちは一生懸命でした。子どもを抱きながら保育園見学に行き、制度を勉強し、書類を準備し……。
「頑張ったよね」って、まずは自分に言ってあげたい。
たとえ希望園に落ちたとしても、それまでの努力は、決して無駄じゃないんです。

家にいることへの“罪悪感”と、“誰にも評価されない”苦しさ

働いていないからって、家にいる時間が「楽」だなんて、誰が決めたのでしょう。
保育園に入れなかったからといって、私たちの毎日が「のんびり」なわけじゃない。むしろ、ずっと続くワンオペ育児に、心が折れそうになることもしばしばです。

🧑‍🦱「働いていないのに、家事も育児も完璧にできていない。自分はなにやってるんだろうって……」

この“自己否定”のスパイラル、意外と多くのママが陥っています。
でも、本当にそれは「何もしていない」日々でしょうか?

違いますよね。
子どもの命を守って、育てて、笑わせて、一緒に泣いて――それはどれほど尊い営みか。

「働いていない=社会的価値がない」なんて、誰にも決められません。
あなたの頑張りを、誰よりも感じているのは、毎日そばにいるお子さんです。

未来が見えないとき、どんなふうに乗り越えればいいのか

「来年度こそ入れるかな」
「仕事はいつまで待っても決まらないかも」

こんな不安が頭の中をぐるぐる回る日もあります。
先の見えない保活、思うように進まない就職活動。孤独感、焦燥感、自分だけが取り残されているような気持ち……。

そんなときこそ、大切にしたいことがあります。

  • 小さな一歩を積み重ねること
  • 焦らず、でもあきらめないこと
  • 自分を責めすぎないこと

たとえば、週に1回だけの一時保育を利用して、数時間自分のための時間を取るだけでも、心はふっと軽くなります。

「保育園に入れなかった」=「すべてが止まる」ではありません。
動けることから、少しずつ。
その「少し」が、後から振り返ったときに大きな意味を持つこともあります。

読者のあなたへ――「あなたは、ひとりじゃない」

保育園に落ちたあの日、涙をこらえて子どもの手を引いて帰った道。

あのときの気持ちを、私は忘れません。
そして、同じような思いをしたあなたにも、こう伝えたいです。

「ひとりじゃないよ、大丈夫だよ」

近くに同じように悩むママやパパがいなくても、全国に、世界中に、同じ想いを抱えている人がいます。

ネットの中でもいい、SNSでもいい。
つながる場所を少しずつ見つけてください。
そして、時には「助けて」って言ってもいいんです。

あなたが今日も、子どもを見つめて頑張っている――それだけで、すごいことなんです。

【まとめ】私たちは、ちゃんと前に進んでいる

保育園に入れなかった、思うように仕事が見つからない――
そんな現実は、確かに苦しいし、切ないです。

でも、その中でも私たちは、一歩ずつ進んでいます。
子どもに向ける笑顔、眠るまで添い寝する毎日、食事を作る手。
どれも、確かに未来につながっています。

どうか、自分を責めないでください。
誰かと比べないでください。

そして今日、この記事を読んでくれたあなたに、心からのエールを。

「あなたは、今日もちゃんと頑張ってる。それで、十分なんです」

この言葉が、少しでもあなたの心をあたためてくれたら幸いです。

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