子どもを産んだら、幸せいっぱいの毎日になると思っていました。
でも実際は、寝不足でヘトヘト。思うように進まない家事と育児。
「なんで泣いてるの?」「どうして言うこと聞いてくれないの?」と、イライラして、そんな自分にもまた落ち込んで。
一日が終わるたびに、「今日もダメだった」と自分を責める毎日でした。
家族は「よく頑張ってるね」と言ってくれるけど、
本当の孤独は、「わかってもらえないこと」なんだと気づきました。
そんなときに、ほんの小さな“自分のための時間”を持つことから始めてみたんです。
最初はたった10分のコーヒータイム。
それだけで、不思議と涙が出てきました。
あぁ、私、ずっと我慢してたんだなって。
この記事では、あの頃の私のように「しんどい」と感じているあなたに、
気持ちがすこしだけ楽になる小さな工夫をお伝えします。
ご紹介する「3つのセルフケア習慣」は、全部、私自身が試して“本当に効果があった”ものばかりです。
▫ 気持ちにちょっとした余裕が生まれる
▫ 子どもにも自分にも、少し優しくなれる
▫ 「私、がんばってるじゃん」と思える瞬間が増えていきます
あのとき、私は孤独の中にいた
子どもが生まれたとき、「これから幸せな毎日が始まる」と心から思っていました。
でも、現実は違いました。授乳、夜泣き、離乳食、イヤイヤ期…とにかく自分の時間なんてどこにもなくて、気づけば一日が終わっている。誰かと話すこともなく、外にも出られない日々。なのに、SNSでは楽しそうに子育てしている人たちの投稿が並んでいて、比べては落ち込む自分がいました。
「私、全然できてない」「母親失格なのかな」そんなふうに思いながら、夜中にひとりで泣いたこともあります。
つらくても、誰にも言えなくて。家族や友人に「頑張ってるね」と言われても、なんだかそれすら虚しく感じてしまう。
そうして私は、だんだんと笑うことも減っていきました。
私を救ってくれた、3つの小さなこと
あの頃の私が少しだけ前を向けたのは、特別な出来事があったからではありません。
ほんの些細な、小さなこと。でも、それを続けていくうちに、少しずつ心に余裕が生まれてきたんです。
① たった10分の“私だけの時間”をつくる
ある日、子どもが昼寝をしたタイミングで、ふと「今、何がしたい?」と自分に聞いてみました。出てきた答えは「静かにコーヒーを飲みたい」。
それだけのことでしたが、淹れたてのコーヒーをソファに座ってゆっくり飲む時間は、まるで魔法のようでした。頭の中のざわざわがスッと静かになる感じ。
「私、こんなふうに一息つきたかったんだ」と気づいた瞬間でした。
それからは、どんなに忙しくても“自分のためだけの時間”を一日に10分だけつくるようにしています。
② 「大丈夫?」って言ってくれる誰かとつながる
しんどい気持ちを誰かに話すのって、勇気がいりますよね。
でも、思い切ってママ友にLINEをして「最近ちょっとしんどくて」と打ち明けたとき、「わかるよ、私も同じ」と返ってきた言葉に涙が出ました。
一人じゃなかったんだって思えた瞬間。話すだけでこんなにも心が軽くなるんだって、初めて知りました。
いまは、子育て中の人たちが集まるオンラインコミュニティにも参加しています。顔は見えなくても、同じように頑張ってる誰かがいるって思えるだけで、気持ちが安らぎます。
③ 自分の気持ちを言葉にしてみる(書く・話す・つぶやく)
最初は誰にも言えなかった「つらい」「疲れた」って気持ちを、スマホのメモに書き出すようにしました。思い浮かんだ言葉を、ただ並べるだけ。
すると、不思議と少しずつ気持ちが整理されて、「私はちゃんと頑張ってたんだ」と自分を認められるようになりました。
最近は、こうしてブログを書くことも、私の心の整理になっています。誰かに届かなくてもいい。ただ、自分の気持ちをちゃんと自分で聞いてあげること。それが、今の私にはとても大切な時間です。

「ひとりじゃない」と思えた瞬間から、すべてが少しずつ変わった
コーヒーを飲む時間、誰かと話す時間、自分の気持ちを聞いてあげる時間。
そんな時間が増えていくたびに、心がゆっくりほぐれていきました。
子どもが泣いても、「大丈夫、私も泣きたいときあるよね」と思えるようになったし、ちょっとしたいたずらにも、笑えるようになった。
毎日完璧じゃなくていい。頑張れない日があってもいい。
そう思えるようになった今、以前よりも子育てが少しだけ、楽になった気がしています。
そして何より、「私、ひとりじゃない」と思えるようになったこと。それが、私にとって一番の救いでした。
最後に
今、この記事を読んでくれているあなたへ。
もしかしたら、あの頃の私のように、毎日がしんどくて、心が疲れているかもしれません。
でも、大丈夫。あなたはちゃんと頑張ってるし、ひとりじゃありません。
どうか、自分の気持ちを後回しにしないで、小さな「自分時間」をつくってみてください。
このブログが、あなたの心にやさしく寄り添うきっかけになりますように。
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