私自身、離乳食が始まった頃は、本を読んだりネットを調べたりしながら、頭の中が「○ヶ月で〇〇期」「小さじ1から」「食材の順番」「アレルギー注意」などでいっぱいになって、正直いっぱいいっぱいでした。
一口で言うと、離乳食って、思ってたよりずっと難しい。
もちろん、赤ちゃんが成長していく過程でとても大切なステップなのはわかっている。でも、いざ始めてみると、「食べない」「ベーっと出す」「機嫌が悪くなる」「スプーンを拒否する」など、思い通りにいかないことばかり。
「これでいいのかな?」
「食べさせ方、間違ってる?」
「ちゃんと栄養足りてるのかな?」
そんな不安が、毎日のように押し寄せてきました。
マニュアル通りじゃなくていいんだと気づいた日
ある日、離乳食をほとんど食べてくれなかったことがあって、思わず泣きそうになりました。せっかく頑張って作ったのに…。だけど、そのときふと「今は“食べる練習”の時期なんだ」と書いてあった育児本の言葉を思い出したんです。
食べる練習。つまり、**無理に完食させようとしなくていいし、栄養の全てを離乳食でまかなう必要もない。**まだまだ母乳やミルクがメインの時期。今は、食べることに慣れることが目的なんだって。
その瞬間、なんだか肩の力が抜けた気がしました。
赤ちゃんにも「その日の気分」がある
私たちだって、食欲がある日・ない日があるように、赤ちゃんにだって波があります。昨日は食べたのに、今日はまったく食べない。好きだったはずのに、今日は全力で拒否。そんなこと、しょっちゅうです。
「どうして?」って悩むより、「今日は気分じゃなかったんだね」と受け止める方が、ずっとラクでした。食べなかったら、それはそれでいい。赤ちゃんのペースを大事にすることで、私も心に余裕が持てるようになった気がします。
離乳食の“進み具合”は人それぞれ
SNSや育児アプリを見ていると、「もう〇〇食べてる!」「もう手づかみ食べ始めたんだ!」と、つい他の赤ちゃんと比べてしまいがち。でも、よくよく聞いてみると、本当に赤ちゃんによって全然違います。
「うちは1歳すぎてからようやくモグモグ期になったよ」
「ほとんどミルクだったけど、1歳半で急にごはん好きになった」
そんな話を聞くと、焦らなくても大丈夫なんだとホッとしました。

頑張ってる自分をちゃんと褒めてあげて
毎日、赤ちゃんのために献立を考えて、柔らかく茹でて、裏ごしして、小さじ1から様子を見て…。そのひとつひとつは、本当に尊いことです。
思うようにいかない日があって当然だし、レトルトを使ったってOK。冷凍ストックに頼ったっていい。離乳食を進めること以上に、赤ちゃんと一緒に笑いながら食事の時間を楽しむことが、いちばん大切だと今では思います。
まとめ
離乳食は、赤ちゃんとママ・パパが「食べるって楽しいね」を少しずつ覚えていく旅だと思っています。その旅路は、決してまっすぐではないけれど、少しずつ、確実に前に進んでいく。

うまくいかない日があっても大丈夫。
泣いても、食べなくても、全然大丈夫。
あなたは、ちゃんと頑張っています。
今日もお疲れさま。明日は、ちょっと気楽にいきましょうね。