子どもって、本当に自由ですよね。
思いついたらすぐ動くし、周りの状況なんておかまいなし。
大人の「こうしてほしい」「今はダメ」といった都合なんて、お構いなしに突き進みます。
そんな我が子の行動に、時に振り回され、
「なんで今それをするの…」と心の中で何度もつぶやく日々。
一緒に過ごしているだけで、神経を使う。
少しのことでも気を張っていないといけない。
気がつけば、ため息ばかり。
そして、イライラがたまってしまうと、
つい感情的に怒ってしまったり、強く叱ってしまったりすることもあります。
子どもに対して「なんでこんな言い方しちゃったんだろう」とあとから後悔して、自己嫌悪…。
そんな経験、ありませんか?
私も何度もあります。
怒ったあとに寝顔を見て、「ごめんね」とつぶやく夜。
「もっと優しくできたかもしれない」「なんであんなにカリカリしてたんだろう」と、
自分を責めてしまうことも少なくありません。
朝からブチ切れ
朝の登園準備って、どうしてこんなにバタバタするんでしょうね。
うちの子はイヤイヤ期真っ只中。
この日も朝からグズグズ。「ズボンいや!靴下いや!パンも切り方がちがーう!」
時間は迫るし、こっちは仕事の会議もある。心の中では「もう勘弁してよ…」って何度も叫びながら、なんとか着替えさせようとしていたんですが。
最終的に、
「いい加減にして!!」と怒鳴ってしまいました。
子どもは泣き出し、私はその顔を見て即、自己嫌悪。
「またやってしまった」「あんな言い方しなくてよかったのに」って…。
保育園に送り出したあと、帰り道でちょっと泣きそうになってました。

その後の気づきや対処法
お迎えのとき、「ママ、さっきこわかった…」ってポツリと言われて、もう胸が締め付けられました。
家に帰ってから、「朝は怒ってごめんね」って素直に謝りました。
子どもは「うん、だいじょうぶ」って笑ってくれて、また泣きそうに。
完璧な親じゃなくてもいい。
イライラしてしまう日があっても、あとから気持ちを立て直せればいい。
そう思えるようになった出来事でした。
子どもって、自分の感情にまっすぐで、ぶつけてくるからこっちも余裕がないときは本当にしんどい。
でも、そんな中でも「また笑い合える」ことが救いなんだなと思います。
イライラしてもいい。怒っちゃっても、あとから修正すればいい。
今日もがんばった自分を、ちょっとだけ褒めてあげようと思います。
外出先でのぐずりに、心が折れそうになった日
「ちょっとだけ公園寄ってもいい?」
「今日は時間ないからまた今度ね」
そう言った私の言葉に、ぷくっとほっぺを膨らませた我が子。
それが、今日の“小さな嵐”のはじまりでした。
その日は、午前中に用事を済ませて、午後には帰宅して昼寝をさせる予定でした。
それなのに、スーパーの帰り道に見えた公園に行きたくてたまらなかったようで、歩きながらどんどん機嫌が悪くなっていきました。
「抱っこ」「歩きたくない」「もうつかれた」
座り込む。靴を脱ごうとする。抱っこしても暴れる。
どんどん目立つ声になっていく我が子。
そのたびに通りすがりの視線が刺さるように感じて、焦る私。
正直、イライラもしました。
「なんで今日に限ってこんなにわがまま言うの?」
「あとちょっとで家に着くのに…」
心の中ではため息の嵐。でも、そんな自分のイライラにも、また落ち込んでしまうんです。
それでも、深呼吸をひとつして、子どもの目線にしゃがんでみました。
「そっか、公園に行きたかったんだよね。でも今日はママもお家でやることがあるの」
「帰ったら好きなジュース飲もうか」
そう声をかけると、すぐに納得したわけじゃないけど、泣きながらも少しずつ歩き出してくれました。
小さな出来事の中で気づいたこと
子どもって、自分の気持ちを言葉にするのがまだ上手じゃないから、ぐずったり、泣いたりして伝えるしかないんですよね。
それがわかっていても、予定通りにいかないと、ついイライラしてしまう自分がいます。
でも、そんなときこそ、**「この子は困らせようとしてるんじゃない」「自分の気持ちを伝えようとしてるんだ」**って思い出すようにしています。
それだけで、ほんの少し、心に余裕が生まれる気がします。

イライラを減らす実践法
1. 物理的に距離を取る
イライラしたときは、**「トイレに避難」「一時的に別の部屋に行く」**など、数分でも離れるだけで少し落ち着けます。
2. 声に出して感情を言語化する
「もう無理!」「疲れた!」と心の中ではなく声に出して言うだけでも、少し気持ちが整理されます。
例:「今イライラしてるな」「怒りそうだから少し待って」など。
3. 期待値を下げる
「早く靴履いて!」「なんで言うこと聞かないの?」と思ってしまうとイライラのもとに。
でも、「3歳はまだ言うこと聞けない生き物」「子どもは自分で感情をコントロールできない」と理解しておくと、少し気持ちが楽になります。
4. 共感してもらえる場を持つ
他のママ・パパと話す、SNSやブログで吐き出す、共感してくれる友人にLINEするだけでもかなり救われます。
「わかる~!!うちもそう!」の一言って本当に力があります。
5. 一日の中で「自分だけの時間」を少しでも確保
たとえば、子どもが寝た後に好きなお菓子を食べる/YouTubeで推しを見る/ゲームするなど、自分の心が回復する「癒やしタイム」を必ず入れましょう。
まとめ
外出先で子どもがぐずるのって、本当に気力を使いますよね。
周囲の目も気になるし、自分のペースでは動けないし、正直「今日は無理…」って思う日もあります。
でも、そんな日をなんとか乗り切って、子どもが寝たあとに飲むコーヒーやお茶は、いつもより少しだけやさしい味がします。
今日もがんばった、わたし。泣いて笑って、ぐずって抱っこして…子どもと一緒に成長中です。