「自分の時間がない…」子ども中心の毎日で心がすり減りそう

乳幼児期の悩み(0〜2歳頃)
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「自分の時間って、いつの間になくなったんだろう」

ふと時計を見たら、もう夜。朝からずっと子どもに振り回されっぱなしで、食べたのかどうかもわからないご飯。気づけば髪もボサボサで、スマホすらまともに触れていない。
そんな日々が、気づけば当たり前になっていませんか?

この記事では、「子ども中心の生活で自由な時間が持てない」ことに悩むすべての親御さんへ、少しでも心が軽くなるような視点やヒントをお届けします。解決策だけではなく、今感じているその「しんどさ」を、まずは一緒に受け止めましょう。

「1人の時間」がないって、こんなに苦しい

赤ちゃんの時は24時間体制。ごはん、おむつ、抱っこ、夜泣き…自分のペースなんて皆無。
少し大きくなっても、「ママ、見て!」「パパ、一緒に遊ぼう!」の連続で、トイレに行くのも一苦労。

ママ
ママ

5分でいいから、1人になりたい。誰にも話しかけられずに、ぼーっとしたい

そんな風に思うこと、ありませんか?
決して、あなたが怠けているわけでも、子どもが悪いわけでもありません。
けれど、親だって「人」。
休む時間がなければ、心も身体もすり減ってしまいます。

私たちが“自由な時間がない”ことに苦しむのは、単なる「わがまま」ではなく、“自分という人間を保つために必要な時間”が失われているから。

たった5分でも、ほんの一口でも、自分に戻る時間は、親として踏ん張るための「心の栄養」なのです。

やりたいことが、やれない。諦めばかりの日々

「本を読みたいな」「趣味を再開したい」「ただのんびりしたい」
そう思っても、毎日のやることリストに追われて、後回しの連続。

「自分のやりたいことを優先したら、子どもが可哀想なんじゃないか」
「そんなことしてる暇があったら、家事しないと…」

つい、そんな風に考えてしまいますよね。

ママ
ママ

やりたいことを我慢し続けてたら、いつの間にか“やりたい”気持ちすらわからなくなった

子どものことを最優先に考えるのは、とても尊いことです。
でも、“我慢しすぎる親”の背中は、子どもにとっても理想的でしょうか?

ときには、「ママはこれが好きなんだよ」「パパはこの時間を大切にしてるんだ」と堂々と言っていいんです。
あなたが笑っている姿、何かに夢中になっている姿は、子どもにとって“自由”と“自己肯定感”を学ぶ最高の教材です。

夫婦の時間、友人との会話…「社会とのつながり」が遠い

子どもが生まれると、付き合いががらっと変わります。
夜の外出は減り、友達と会うのも一苦労。
パートナーとゆっくり会話をする時間すら取れない日々。

「なんだか、世界から自分だけ取り残されたような気持ちになる」

SNSを見ると、仕事も趣味も楽しんでる人が眩しく見えて、
「私は何をしているんだろう…」と、ぽっかりと心に穴があいてしまうこともあります。

でも、どうか忘れないでください。
あなたは、毎日とても大きな役割を担って生きているのです。
何気ない日常の中にこそ、尊さがぎゅっと詰まっています。

“何者でもないように思える日々”こそが、
実は“誰かの全て”になっているということを。

「自分を大切にすること」から、少しずつ始めよう

もし今、「自由な時間がない」と感じているのなら、
それはあなたが一生懸命に生きている証拠。

でも、がんばり続けるためには、ガス抜きが必要です。
1人になれる時間がないなら、「自分に優しくする瞬間」を作ってみませんか?

・お気に入りのマグカップで飲む一杯のお茶
・夜、10分だけ好きな音楽を聴く
・子どもが寝たあと、ドラマを1話だけ観る

小さな「自分の時間」を積み重ねることで、心のエネルギーがじわっと回復していきます。

あなたはひとりじゃない。

今、同じように「時間がない」と感じている親御さんは、たくさんいます。
でも、そういう思いは、なかなか口に出しにくいもの。

だからこそ、こうして繋がれることが大切だと思うのです。

あなたが今、どんなに疲れていても、
どんなに「自分を失っている」ような感覚に陥っていても、
それは“あなたがダメな親”だからじゃありません。

“それほどまでに、誰かのために尽くしているから”です。

まとめ:今日もがんばったあなたへ、心からの拍手を

「子ども中心の生活で自由な時間がない」という悩みは、
どんな親にも少なからずついてくる、共通の思いです。

けれど、その中であなたは今日も、子どもを見守り、
家族のために動き、ちゃんと「生きて」います。

どうか、今夜はそんな自分を抱きしめてあげてください。
そして小さくつぶやいてみてください。

「今日もよくやったね、私」

明日もまた、同じように慌ただしいかもしれないけれど、
あなたの笑顔が、誰かの“安心”になっていることを忘れないでください。

心から、エールを送ります。

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